2011/10/08 トイレカー
MASA-K




夜間の現道工事には仮設トイレはない。

規制を張って、また明け方には解放するので、仮設トイレをいちいち移動することはできない。

だから現場には、トイレカーなるものがある。

トイレカーとは・・・軽トラックにトイレを搭載したような特殊な車だ。

作業員君達は、どこででも用をたさないようにちゃんとトイレカーでするように言っている。





朝礼での出来事



K君「では・・上り線の本日の規制の形態ですが・・・」



と・・自分の担当する現場の規制形態・作業内容を作業員君達に説明をする。



S君「次は・・下り線の規制形態ですが・・・・」



と・・今度はS君が担当する現場の説明を始めた。


一とおり説明が終わり・・K君が・・・



K君「では、本日のトイレカーはいつもの通り上り線のここに置くようにして下さい!」


と言った瞬間・・・









「ちょっといいっすかっ!!」







それは・・下り線担当の作業員君だった・・・


いつになく・・声を荒らげる作業員君に・・K君はびっくりした様子・・・





K君「ど・・・どうしましたか??」





作業員「だいたいっすね!!なんでいっつもトイレカーは上り線ばっかりなんっすか!!




・・・・・意表を突く質問だった・・・


現場にはトイレカーは1台しかなく・・俺達だけで・・勝手にトイレカーは上り線に置くことを


決めつけていたからだ!




作業員「下り線で作業してる人たちの事・・考えてくれてるんっすか!!俺たち・・トイレがしたい


   時は・・横断歩道渡って行かなきゃいけないんっすよ!!」





ごもっとも・・です・・




作業員「俺たちの事も・・少しは考えてくれてもいいじゃないっすか!!


    毎回毎回!!漏れそうなのを我慢して!!グルッと上り線まで行ってるんすよ!!」





かなり・・・怒ってる様子・・・




まぁ~まぁ~・・・となだめる同僚の言う事も耳に入らず・・・怒りをあらわにする作業員君



どうやら・・・収拾不可能だな・・・・



今まで溜ってたものを一気に吐き出す作業員君・・・



彼らにとって・・トイレは一大事だったのだろう・・・



こうなったら・・・K君は・・完全に迫力負けである・・・



K君は・・・必至で俺に目で訴えている・・・






さって・・・俺の出番か・・・・




座って・・黙って聞いてた俺が・・・前へ出ていく・・・





   M「どいてろ・・・・K」




こういう状況で、俺が前に出て・・・言う事は1つ・・・



















M「すまなかった!!」








えぇぇえええええ~~~~






一瞬・・・静まりかえった・・・・






現場の所長が・・・・みんなの前で頭を下げて謝った・・・・・



みんな・・唖然としていた・・・




でも・・・これでいいのである。




作業員君も・・・今まで溜めに溜めて・・・そして勇気を出して言ったこと・・・



そして・・・俺もそれに気づかされた・・・



作業員君が言ってくれなければ・・・・気づかなかったこと・・・



俺が納得し・・・反省したこと・・・



ここに・・所長と・・作業員の垣根がどこにあるのか・・・



これが・・・彼に対する・・・今俺ができる詫びである。





 M「今度から・・1週間交代で上り線、下り線交互に置くようにする。いいかな?作業員君?」




作業員「・・・・はい。分かりました。お願いします。」




 M「俺も気づかなくて・・すまなかった・・」



作業員君は・・・晴れ晴れした表情で・・現場で作業してくれている。
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